6歳以上の生殖器疾患 of 正しい犬の飼い方




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生殖器疾患

子宮蓄膿症(パイオメトラ)

おなかいたいよ・・・
症状:
・多飲多尿・元気消失・嘔吐・下痢・外陰部からの排膿
病因:
子宮やそれに続く膣、尿道の免疫低下による細菌の侵入
細菌の多くは自身の糞便中の大腸菌
検査:
・画像検査(レントゲン・エコー)
・血液検査
治療
・手術による子宮卵巣摘出
・子宮頚管を開く薬と抗生剤の服用による内科的治療
(再発のリスクがとても高く治癒しないこともある)

卵巣腫瘍

症状:
お腹の中に巨大腫瘤
またはその破裂による貧血など
検査:
・レントゲン検査
・エコー検査
治療:
・可能であれば摘出手術

(良性)前立腺肥大

おなかいたいよ・・
症状:
・血尿・しぶり腹・排便障害・排尿障害
病因:
男性ホルモン失調
検査:
・直腸診
・画像検査(レントゲン、エコー)
・尿検査
治療:
・去勢手術
・男性ホルモン産生阻害薬

精巣腫瘍

症状:
精巣腫瘍は3種類
・セルトリ細胞腫
・ライディヒ(間)細胞腫
・セミノーマ(精上皮腫)
病因:
潜在精巣(ソケイ部やお腹の中に精巣が存在する状態)
高齢
検査
・画像検査
エコー検査で精巣内構造確認
レントゲンで転移の有無を確認
血液検査でホルモン(エストロジェン)による悪性貧血の有無確認
治療
・転移や貧血がない場合は早期に摘出手術