成長前期の病気 of 正しい犬の飼い方




大切な時間を最高の環境とともに

信頼できる病院をさがす

そして信頼できる獣医師を選ぶ

けんこう第一子犬を初めて飼った場合そしてこれから何をして良いのかわからない場合、1週間したらまずは動物病院に連れて行きましょう。ショップでもらった書類や、その日にした便を持っていくといいかもしれません。
病院では、今の健康状態の確認と、これからの病気の予防に関する知識を得ることができるはずです。

健康状態の確認

どこかわるいところはありませんか?動物病院は当たり前ですが病気の動物が多く集まっています。病気を治すところですが、逆に病気をもらってきてしまう可能性もあります。待合室ではむやみに他の犬と接触させたり、ケージから出すことは避けましょう。場合によっては待合室ではなく、車の中で待つのも良いかもしれませんね。
そして診察室へ・・・。
獣医師による健康診断を受けます。 先天性(生まれつき)の病気がないかを中心に診察してくれると思います。最低でも以下のようなことを調べてくれるでしょう。
・寄生虫感染の有無(検便でわかります)
・先天性心疾患(聴診で心雑音が聴こえます)
・先天性腎疾患(成長不良や口臭がみられます)
・膝蓋骨内方脱臼(膝を丁寧に触診するとわかります)
・口蓋裂(口の中を開けると上あごに穴が開いています)
・臍ヘルニア、ソ径ヘルニア(♀で多く見られる)
・門脈体循環シャント
(肝臓への血管が異常に分岐する。食後にぼーっとすることがないか問診を受けます)
・陰睾(潜在精巣)
(精巣が陰嚢内に入らない病気。精巣が腫瘍化する恐れがあるので摘出手術が提案されることも)
最近はショップで購入するとペット保険にすでに加入していることがほとんどです。しかし、この保険は全ての病気に対して支払われるわけではありません。特に先天性疾患の場合は(保険会社によっては)「現段階で治療をしないと生死に関わるものや障害がでているものだけが保険対象」ということがあります。実はこの条件だと、陰睾や膝蓋骨脱臼、ヘルニアなどは適応外になることがあります。保険が万能だと思うのは早合点です。もちろん感染症などへはばっちり支払われますので、子犬の時期の保険は重要と言えますね。

病気の予防

健康に問題がなければ、病気の予防についてお話がすすむことでしょう。
病気の予防は以下について
・混合ワクチンのスケジュール
・狂犬病ワクチン接種
・フィラリア予防
・ノミ、ダニ予防
・避妊手術(♀)、去勢手術(♂)の病気予防効果